sshfsの代わりにRCloneを使う
RCloneで公開鍵認証のssh先のディレクトリをマウントするメモ
RcloneLinuxパスワード無し公開鍵認証で SSH している環境へ Rclone を使うときの設定
sshfs からの移行
自動マウントは設定しない
環境
- 接続元
- Ubuntu 22.04.1 LTS (WSL2)
- rclone v1.61.1
- fuse3 3.10.5-1build1
/etc/fuse.conf
へuser_allow_other
を加えている
- 接続先
- Alpine Linux 3.17
- OpenSSH_9.1p1, OpenSSL 3.0.7 1 Nov 2022
リモートの /home/ユーザー/ディレクトリ
を ローカルの /mnt/remote
にマウントする。
/mnt/remote
はあらかじめ root で作成した後に自身の一般ユーザー権限にしている。
秘密鍵を使うときの Rclone 設定ファイル
~/.config/rclone/rclone.conf
の最終的な形はこうなる。
shell_type は初回接続時に自動で追加された。
[設定名]
type = sftp
host = サーバーIP/ホスト
user = ユーザー
port = ポート
key_file = ~/.ssh/秘密鍵キーファイル名
shell_type = unix
ディレクトリ一覧の例
rclone lsd 設定名:リモートのパス
マウント
rclone mount 設定名:/home/ユーザー/ディレクトリ /mnt/remote --dir-cache-time 1m --allow-other --daemon
オプション
--dir-cache-time 1m
- リモートの更新を取得する頻度
- ローカルの変更はすぐに適用されるがリモートの変更はポーリングで取る
- Rclone のデフォルトが 5 分
- sshfs は 1 分
- リモートの更新を取得する頻度
--allow-other
- マウントしたユーザー以外もアクセス可
- WSL2 から Windows に入れた VSCode を呼ぶときに必要
- マウントしたユーザー以外もアクセス可
--daemon
- バックグランド実行
チューニングが必要なら VFS - Virtual File System まわりの設定も必要になるが今のところ使っていない。
その他
実は Alpine で VSCode の Remote-SSH が動かないと思っていたのでマウントしていたが、Warning が出るだけで使えたのでマウントは不要になった。